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海外と日本の通勤時間の差

テレワークなどでない限り、仕事の度に家から職場まで通勤しなければなりません。距離が近ければそれほど負担にはなりませんが、遠ければ通勤時間が長くなり苦痛やストレスを感じやすくなります。

海外と日本の通勤時間の差

通勤時間が仕事に与える影響は?

家と職場の距離が遠ければ、通勤時間も長くなります。時間帯によっては満員の電車やバスに乗らなければならない人もいることでしょう。身動きの取れない状況を苦痛に感じ、ストレスも溜まってしまいます。これを毎日続けなければならないとなると仕事のモチベーションが下がるため、生産性にも影響が出てくるでしょう。「たかが通勤時間」と楽観視してはいけません。

海外の通勤時間を見てみよう

多くの人が毎日の通勤にストレスを感じています。ただ時間が長いだけならともかく、満員の電車やバスに乗らなければならない場合は相当な負担になってしまうからです。通勤時間は家からの距離によって個人差がありますが、一般的にはどのくらいの時間をかけて通勤しているのでしょうか。日本と諸外国の通勤時間を見てみましょう。
人口の多いアメリカは、世界で10番目に通勤時間が長い国といわれています。平均は片道25分ですが、1年に換算すると約8日分を通勤に費やしていることになります。そのアメリカよりも通勤時間が長いのがイギリスで、平均は片道28分です。1年のうち9日分を通勤に費やしている計算になりますが、日数を時間に換算すると「24時間×9日分=216時間」となります。1日の就労時間を8時間とすると、「216時間÷8時間=27日」となり、イギリスで1年間に認められている有給休暇日数の25日よりも多くなります。有給休暇を取得したとしても通勤のために拘束された分の給与をカバーすることはできないのです。
そして、通勤時間が世界で一番長いのは韓国です。平均は片道74分で、1年のうち約25日と19時間もの時間を通勤に費やしています。しかも、韓国はイギリスに比べて有給休暇の取得日数も少なく、年間で10日ほどしかありません。仕事のために拘束される時間が長い割に対価を得られない、アンバランスな状態になっています。

日本の通勤時間はどれくらい?

ここまで諸外国の通勤時間を見てきましたが、日本の平均通勤時間はどのくらいなのでしょうか。ある調査によると、日本の平均通勤時間は片道39分だそうです。しかし、東京や大阪などの都市部の平均通勤時間は、片道1時間前後と少し長めになっています。これは、企業が集中している都市部は交通網が発達しているので乗り換えも多く、混雑しやすいからだと考えられます。

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